◎睡眠時無呼吸症候群の検査・診断ならびに治療を行っています

ご自身やご家族のいびきや日中の眠気、集中力の低下などが心配な方はご相談ください。

予約なしで常時対応させて頂きます。簡易検査、精密検査、CPAP治療まで対応いたします。

当院では一泊入院をせずに自宅で精密検査まで行えるシステムを導入しております。

 

・睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは

 睡眠中に何度も呼吸が止まる病気で、多い方で1時間に数十回、長いと1分から2分も息を止めています。SASの約90%は閉塞型SASで、多くの方はいびきを伴い、無呼吸の自覚症状が少ないことが特徴です。

いびき、夜間の頻尿、日中の眠気や起床時の頭痛などを認めます。日中の眠気は、作業効率の低下、居眠り運転事故や労働災害の原因にもなります。

 SASの方はしばらく呼吸が停止すると脳は覚醒して呼吸を再開させようとします。さらに体の臓器は酸素不足になるため心臓は心拍数を上げます。まさに睡眠しながら100mを全力疾走しているような状態になっているのです。睡眠中にもかかわらずこうしたことを一晩で何度も繰り返すため、質の良い睡眠がとられていない状態が続いた結果、睡眠時間は長くても日中の眠気だるさ集中力の低下、起床時の頭痛、運転中の居眠りなど様々な症状を引き起こし、社会生活に支障をきたすこともあります。

また、高血圧、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などのリスクも高まるので、注意が必要です。SASの治療をすることで、高血圧や糖尿病のコントロールがよくなる場合もあります。いびきや日中の眠気など気になる症状がある方はご相談ください。

 

・検査について

眠気の尺度を評価する問診を行い、診察の結果SASが疑われる場合には、まずは自宅で入眠中にできる簡易検査を行います。

この検査の結果で、無呼吸低呼吸指数(AHI:Apnea Hypopnea Index)が40以上であれば非常に重症な睡眠時無呼吸症候群と診断され経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP:Continuous Positive Airway Pressure)による治療を開始する適応となります。

簡易スクリーニング検査(自宅)

・眠気テストの結果、無呼吸検査の必要性を認めた場合、自宅にて簡易型検査装置によるスクリーニング検査を行います。⇒鼻口気流、いびき音、血中酸素飽和度を記録します。AHIスコアを算出します。

AHI(無呼吸低呼吸指数)が40以上でCPAP療法の適用となります。

・AHIが40未満の場合は、さらに詳しい精密検査(終夜睡眠ポリグラフ)を行い、睡眠時無呼吸の状態を評価します。

簡易検査で重症を診断されなかった場合には、一泊入院による精密検査(終夜睡眠ポリソムノグラフィー(PGS)検査)を行い脳波や心電図、眼球の運動や筋電図なども測定することで総合的に睡眠時無呼吸の診断をすることになりますが、当院では仕事で忙しくて入院できない方のために、自宅での精密検査を行うシステムを導入していますので時間に制約されることなく精密検査まで行い、SASを診断することが可能です。

終夜睡眠ポリグラフ

一泊の入院もしくは自宅での睡眠時に、脳波・眼球運動、呼吸、呼吸努力(胸及び腹の動き)、いびき、酸素飽和度、脈拍数、オトガイの筋電、体位、体動などの測定を行います。当院では今まで入院で行っていた内容に匹敵する検査が自宅でも出来るシステムを導入しています。AHI≧20でCPAP治療の対象となります。

 

・治療について

無呼吸低呼吸指数(AHI)が簡易検査で40以上、あるいは精密検査(PSG検査)で20以上の場合はCPAP療法の適応となります。鼻を覆うマスクを装着して機械から持続的に空気を送ることで、狭くなっている気道を広げ無呼吸になることを防ぎます。CPAP療法は閉塞型SASのタイプに有効とされており、欧米や日本でも広く普及している治療法で、当院でもこの治療法を採用しています。CPAP装置は保険適応でレンタル装置になりますので、月に1回~3カ月に1回の定期受診が必要となります。

他にも、上顎と下顎の位置を調整するマウスピースを作成して、就寝時に装着することで気道を閉塞させにくくする治療法もあります。この場合は専門の歯科医院での作成を依頼させていただきます。

また、のどが狭くなる原因(扁桃肥大や口蓋垂周辺の狭小化など)を物理的に解除する目的で、外科的な手術も選択肢になります。この場合には専門の耳鼻科医院に治療を依頼させていただきます。

 

・費用について

基本的に検査から治療まですべて保険診療で行いますので通常の初診、再診料以外の費用としては、簡易検査で約2,500円(3割負担の方)、精密検査で約10,000円(3割負担の方)、CPAP治療を導入した場合は1カ月約4,000円(3割負担の方)程度となります。

 

◎プラセンタ療法・ビタミン剤注射を行っています

2023年3月8日現在 注射薬の供給不足が生じている為、新規でご要望される方は、来院前に必ずご連絡をお願いします。

◎プラセンタ療法

ヒトや動物の胎盤(プラセンタ)から抽出されたエキスの有効成分を、注射・内服などにより体内にとりこむ治療の総称を「プラセンタ療法」といいます。胎盤は母体と胎児がつながっている重要な組織ですが、そこには1個の受精卵をわずか10ヶ月程度で平均3kgにまで育てるための各種栄養素や生理活性物質が豊富に含まれています。

プラセンタの最大の特徴は自然治癒力の増大であり、それをからだに取り入れることで、あらゆる機能を改善し、不調の慢性化を防ぐ可能性があります。この胎盤から抽出された有効成分を注射(皮下注射もしくは筋肉注射)として用います。この有効成分には、アミノ酸に加えタンパク質、脂質、糖質などの三大栄養素のみならず、身体の働きを整えるビタミン・ミネラル・核酸・酵素といった生理活性成分、細胞の新陳代謝を促す成長因子などの栄養素が豊富に含まれています。

 

当院では、慢性肝疾患に対する肝機能の改善として厚生労働省で薬事承認されている、ヒト由来の胎盤抽出物であるプラセンタ(商品名:ラエンネック(株式会社日本生物製剤社製))を用いていますのでご安心ください。

(ヒト由来プラセンタで、更年期障害(45-59歳)と産後乳汁分泌不全症に対して保険適応(厚生労働省にて薬事承認)となっているメルスモン®(メルスモン製薬株式会社)も投与可能です)

保険外診療(自費診療)にはなりますが、初診料はかかりませんので初めての方、興味がある方も是非ご相談、ご利用ください。予約は不要ですが、あらかじめ電話にてご連絡頂ければ待ち時間が少なくてすみます。

 

このような方におすすめします

  • 慢性肝炎(B型、C型など)、肝硬変などの慢性肝疾患における肝機能の改善作用(症状、検査データによっては保険適応になる場合があります)
  • 慢性的な疲労、肩こり・腰痛・ひざ痛
  • 自立神経系の乱れ
  • 生理不順、生理痛、イライラ、冷えのぼせなどの更年期障害、月経前緊張症
  • 慢性的に体調不良が続いている方、体力が落ちている方
  • 美肌効果(皮膚代謝の促進とコラーゲン増殖促進)、乾燥肌
  • 美白効果(活性酸素消去・メラニン抑制)
  • 男性の更年期障害様症状や薄毛

 

料金表(手技料込み) (保険外診療のため自費診療となります)

1A(2ml) ¥1,100円(税込)
2A(4ml) ¥1,650円(税込)

上記を皮下注射、または筋肉注射いたします。

 

安全性に関して

当クリニックで使用していますプラセンタ(商品名:ラエンネック)は原料提供者のウィルス感染のスクリーニング検査がなされており(既知のものについて)、ヒト胎盤抽出物の生理活性作用を失わないように加熱殺菌処理を行うことで、科学的に証明されている種々のウィルスの不活化処理を行っています。最終製品についても、B型肝炎、C型肝炎、エイズ、成人T細胞白血病、リンゴ病のウィルス検査が陰性であることが確認されています。

 

注意点

原料がヒトの臓器由来である「ヒト胎盤エキス」であることから、「理論的な感染症のリスクを否定できない」という観点のもと、プラセンタ注射薬の治療を受けた方は献血ができなくなります

 

◎ビタミン剤注射

主な効果は、疲労回復、倦怠感回復などです。

ビタミン注射はこんな方にオススメです

  • だるさや疲れ、筋肉痛がなかなか抜けない
  • 仕事などで疲れやストレスがあり倦怠感がある
  • 疲れが溜まっているが、休みがとれない
  • 風邪気味(風邪の初期や風邪を引いて体力が落ちている)
  • 体力をつけたい元気になりたい
  • 緊張型の頭痛や肩こり腰痛など
  • 皮膚の色素沈着、日光過敏などが気になる方

 

内容

 ビタミンB1(100mg), ビタミンB2 (20mg)、ビタミンB6(100mg)、ビタミンB12(1000mg)、ビタミンC(1000mg)をバランスよく配合し、20分程度で約100mLの点滴投与を行います。

 

料金(手技料込み) (保険外診療のため自費診療となります)

 1,500円 (税込)